顎関節症の診断と治療

稲葉 繁先生
元日本歯科大学教授

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顎関節症とは[口が開きにくくなった]、「顎を動かすと音がする」、「耳の前のほうが痛い」、「首筋から肩にかけてひどく凝る」などの症状をいいます。
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原因は多様ですが、咬合が直接的また間接的(トリガー きっかけとして)におおきく係わっています。
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症状が複雑多岐にわたっているため、治療を進めていく際、術者側からの一方的な処置だけでなく、患者自身にも多くの協力を得ることができなければ治療を成功させることは困難です。
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治療の面において、オクルーザルスプリント(マウスピースみたいの)の装着、咬合調整、咬合再構成などにより、かなりの効果をあげています。
ただ、態癖の除去、悪習癖を改善するなど、身体のリザクセーションと同時に心のリザクセーションをなによりも心がけるべきです。
精神的緊張は筋肉、身体の緊張をひきおこします。
全身が緊張しているのに、あごはリラックスできません。
咀嚼筋が緊張していれば、いつまでも治療を長びかせたり、いったん治癒しても再発してしまいます。

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